QueryBookの導入
導入方法とちょっとした注意事項
■動作条件
Windows2000以降のNT系OSで動作します。ADO接続を使用する場合はMDAC2.6以降が必要です。 (
※Windows2000ではGDI+のライブラリを別途インストールする必要がある場合があります。)
あと、OleでExcel出力するためにはMS Office か King Office がインストールされている必要があります。OleモードでなはないExcel出力ではOfficeがなくてもOKです。
■インストール
インストールはQueryBook**.exeをコピペするだけです。どこに置いても構いませんが実行すると設定ファイルやスキーマ情報などを実行ディレクトリ下に吐き出しますので、適当なフォルダを作って置いてください。Vista以降のOSではProgram
Files下は避けた方が無難です。
■起動オプション(BDE対応)
マルチコアCPUでBDEを使う場合の以下ように引数をつけて起動してください。 QueryBook**.exe /BDE
この時、使用するCPUを1つに制限します。 ParadoxやdBaseをお使いの場合お勧めです。
※実際の接続にはODBCをお使いください。
■DBクライアントとDIRECTモード
基本的には各DBのクライアントが必要ですが、UniDAC接続時にDIRECTモードを指定すれば、QueryBookが直接DBサーバーと交信しますのでクライアントマシンに何もインストールする必要はありません。
現在DIRECTモードをサポートしているDBは下記の通りです。 注意!! 多すぎて、ほとんど動作確認していません!!
- Oracle
- SQL Server
- Azure
- SQLite
- MySQL
- PostgreSQL
- Redshift
- ASE
- DBF
※32bit版QueryBookでも、DIRECTモードなら64bit環境でも問題ありません。
DIRECTモードなら 面倒なOracleクライアントが不要!!
これでインストールする度に増えていく ORACLE_HOME に悩まされる事がありません。
ついでに 64bitクライアントでも問題なし!! 使わないもんね。
■アンインストール
上記ディレクトリを削除するだけです。
■データ型、文字コード、性能...。
データ型の問題、とくに文字化けについては以下の点を覚えて置いてください。
- ADO接続の場合、
ADO側でネイティブなDBの型がADOの型にマッピングされる。このとき文字はUNICODEになる(たぶん)。 QueryBook内はDelphiのフィールド型に再度マッピングされる。
- UniDAC接続の場合
ネイティブなDBの型が直接Delphiの型にマッピングされる。このとき文字列は接続設定のUseUnicodeにより動作が変わる。
・DBがUNICODEなら UseUnicode = true として無変換。
・DBがAnsi系なら UseUnicode = false とすればUNICODEに変換される。
- QueryBook内のユーザーインターフェイス部はUNICODE。
以上のことからADO接続の場合、しばしば不可思議な事が起こりえます。よくあるのが文字化けです。激しく化けて読めないのはドライバーの問題なのでドライバーを違うものにするか正しい設定にしてください。あとユニコード絡みで怪しい文字(「〜」みたいに)はあきらめるか、ADOの場合ドライバーを違うものにしてください。Orcale純正は化けて、MS製はOKということがよくあります。また、古いDBにはODBC経由で接続するとうまく行くことが多々あります。
また、UniDAC接続の場合 UseUnicode の設定に気を付けてください。
また、DateTimeとTimeStampとか、DecimalとBCDとかのマッピングもドライバー次第です。この辺りはDelphi側のマッピングルールに難があったりすることがありますが、汎用的に対応するのにも限界がありますから...。
ちなみに、UniDAC接続では細かいマッピングルールも指定できますが、面倒なんでデフォルトのままです。
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